ももクロのミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」を観てあれこれ考えた

(この記事はももクロのミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」を観た人が読むことを前提に書いています。ネタバレや省略を多く含みますのでご承知おきください)
 

ももいろクローバーZ初のミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」たいへん良かったです。もう見どころ聴きどころ満載。玉井詩織さんのウェディングドレス!(カナコが言う「ぜんぜん似合ってない」というセリフに説得力が皆無な、パーフェクトビューティーな花嫁姿!) メガネな看護師れにちゃんの地味かわいさ(たしかにももクロやってなかったら看護師は選択肢としてありえそう)。あーりんのアドリブ番長ぶり!(いい意味で役と本人にいちばんギャップがなかった) 宙吊りになる夏菜子!(「ねぇ、名前なんだっけ?」というソロから始まる一連のシーン、たまらなく美しい。パンフレットに記載がないということは、あれも新曲「天国のでたらめ」の一部なのかしら) それに客演していただいた、シルビア・グラブさん、妃海風さんのすばらしさ。アンサンブルとともに、ももクロの楽曲に新たな彩りを与えてくれました。「サラバ、愛しき悲しみたちよ」もよかったけど、とにかく「HAPPY Re:BIRTHDAY」が圧巻でした。そしてミュージカルならではの楽しさとしてはやはり四人と堕天使たちが歌い踊って「対決」する「黒い週末」! 自分は合計6公演観ましたが、大満足でした。


……と、こういう断片的な感想ならtwitterで書けばいいわけですが、いろいろ書き留めておきたい「発見」が個人的にいくつかあったので、こうしてブログとして書いておきます。

 

百田夏菜子の演技プラン

百田夏菜子が演じる主役の千田カナコ、回を重ねるごとにどんどんアホになってましたね。もちろん役柄そのものが「バカな子」役ではあるんですが、冒頭の渋谷のシーンなんか、始まった直後の回ではふつうにしゃべっていたのが、後半になればなるほど動きも変ならセリフ回しもどんどん誇張されていって、三人が笑いをこらえたりこらえきれなかったりしていました。


ただ、これは夏菜子が明確に意図をもって演じていたことだと思う。この作品自体が「突き抜けたバカが世界を変える」話なので、そこを自分の演技でも最初から補強しておきたかったんだろうな。カナコがとびきりのバカであることは物語の根幹となる重要なファクターで、劇中これでもかとおバカぶりが発揮されます。その結果、筋立てや設定に少々の強引なところがあっても「カナコ、バカだから」であっさり納得させられてしまう(百田夏菜子本人を知るももクロのファンであればなおさら)。キャラクターをめちゃくちゃ便利に活用しているなぁと感心しました。


そして2回目か3回目の鑑賞で気づいたのは、第2幕でアイドルグループ「ヘヴン」としてライブするときも、彼女は百田夏菜子ではなく千田カナコを貫き通していたこと。途中途中、かりそめの世界で願いどおり踊っていられる現状を噛みしめるような顔で周囲を見まわしたり、隠している苦しみが表に出てきたりと、ふだんのももクロのライブ時とは異なる表情を何度も見ることができました。これを確認できただけでも、複数回はいってよかったし、ペンライトを振らずにじっと観劇していた甲斐があったと、個人的には思う。


あとは「笑顔の演技」が印象的でしたね。劇中では七割がた笑っているカナコですが、その笑顔も「根拠はないけど自信だけはある笑顔」「純粋に楽しさの発露としての笑顔」「不安やつらさを内包する笑顔」等々さまざま。別れの場面での「さよならは言わないー!」なんてセリフも、バカっぽく満面の笑みで言うからいっそう胸に迫りました。そんな多彩な笑顔の集大成として用意されたのが、最後の最後、三人に駆け寄る直前に見せる穏やかな微笑で、あれが観客に、この物語が(具体的には語られないけれど)ハッピーエンドを迎えるであろうことを確信させ、後味よく終わらせてくれました。


●アイドルグループ「ヘヴン」の色分け

「ヘヴン」のライブシーンで客席にペンライトを振らせる演出、(個人的には前述のように振らなかったけど)アリはアリだったなと。ただ、途中でふと「ヘヴンの色分けってどうなっているのだろう、そもそもメンバーカラーは存在するのか?」という点が気になりました。

 

劇中では4回(上着を羽織るだけのものも含めて)衣裳が変わるヘヴンですが、衣裳は毎回もれなく多色づかいで、スカートの下のパニエも虹の七色に染められた全員共通のものでした(中央にくる色をずらして差を出していたけど)。そこでパニエの真ん中にくる色、四人全員がももクロでのカラーとは違っていたんですよね(カナコ=青、しおり=紫、あやか=オレンジ、れに=黄)。

 

いちおう、3回目に着る衣裳は各自「ももクロでのイメージカラー」がそれとなく前面に集中するデザインになっていましたが、そうだと断言できるほどにはハッキリ主張していない。さらに「走れ!」でヘヴンが振るペンライトの色は全員「白」。だからカナコ=赤/しおり=黄/あやか=ピンク/れに=紫じゃない可能性、そもそもヘヴンというグループには色分けという概念がない可能性が頭に浮かびました。

 

まぁ、これは実在のももクロと響きあう、アテ書き作品ゆえの雑念ではあるんですが、決して無視はできないのが悩みどころ。仮にヘヴンひとりひとりにメンバーカラーを設定したうえで、「青」や「緑」担当のメンバーが脱退していくところを見せられたら、さすがに心穏やかではいられない人続出だったでしょうから、色分けに関しては現状ぐらいのふわっとした設定で「それが正解!」だったとは思います。

 

●「赤い」ヘッドホン

 イメージカラーの話をもう少しすると、冒頭の渋谷のシーン、初めて登場する高校生だったカナコ、シオリ、アヤカ、レニ四人の服装は、ももクロ色をほぼ完全に排したものでした。ただ、唯一違っているものがあって、それがカナコのつけていた「赤い」ヘッドホン。何度も観て、これって実はとてつもなく重要なアイテムだったんだと気づきました。

 

事故に見舞われる直前、交差点でダンスを踊りだす四人ですが、このときカナコだけがヘッドホンを装着します。つまり、ほかの三人の耳には音楽は聞こえておらず、カナコの動きに合わせて踊っているだけなわけです。観客とカナコだけが曲を共有している状況。そこに突如、暴走した自動車がつっこんできます。

 

カナコにしてみれば、五感のうち聴覚を「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」が占めている状態でいきなり命を絶たれたわけで、この楽曲に対する執着がきわめて強いのも当然でしょう。生前最後に聴いた歌なんだもの。

 

さらにいえば、カナコが自分が死んだことに気づかないまま天国に来たのも、聴覚を封じられていたせいもあったのでしょう(堕天使が再現した事故の衝突音にカナコは身をすくめますが、あれは「初めて聞いた音」に対する反応なわけです)。「バカで鈍感だったから」だけではない理由が、ちゃんと伏線として置かれていたのだと。

 

だからもし、カナコがあそこでヘッドホンをつけず、アカペラで歌いながらみんなと踊っていたのだったら、素直に「死」を認識して生まれ変わり、そもそもこの物語は生まれなかったんじゃないかと。紙一重だったその重要性を際立たせるために、あえて冒頭の場面では「赤い」ヘッドホンを身につけさせたのだと考えています。

 

……つらつら書いてきましたが、ほかにも改めて気づかされる点がまだまだありそうですし、収録した映像がソフト化されることを心から願っています。

 


絶賛上演中!「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」公演ダイジェストmovie

 

IVOLVE、笑顔と熱気にあふれた結成一周年ライブをリーダーAYAMIの故郷・松山で開催

 

IVOLVE(イヴォルブ)が2018年9月8日(土)に「IVOLVE 1st ANNIVERSARY ONEMAN LIVE in MATSUYAMA」を愛媛県松山市のライブハウス〈サロンキティ〉で開催した。

 

 

これは2017年9月10日にお披露目された女性アイドルグループ・IVOLVEの結成一周年を記念しておこなわれたもので、先立つ9月1日には東京・恵比寿CreAtoで一周年ライブ東京編を盛況のうちに終えている。今回のレポートではリーダー・AYAMIの出身地でもある愛媛・松山サロンキティ公演の模様を取りあげる。


当日の松山はあいにくの雨だったが、会場となる〈サロンキティ〉にはかつてAYAMIが活動していたnanoCUNE(ナノキュン。nanoRiderに改名後、2017年3月に解散)やスペシャルゲストであるHimeKyunFruitCanひめキュンフルーツ缶)の地元ファン、全国各地から遠征してきたIVOLVER(イヴォルバー、IVOLVEのファンのこと)など、IVOLVEの四国初上陸とAYAMIの凱旋を祝う大勢の観客が訪れた。

 

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会場のライブハウス〈サロンキティ


予想以上の集客を受けて、ライブ会場が当初用意されていたホール形式の「キティホール」から、同じ建物内の一階にあるオールスタンディングのライブハウス「サロンキティ」に急遽変更となる。これは〈サロンキティ〉のオーナーであり、ひめキュンフルーツ缶が所属するマッドマガジンレコーズの社長でもある伊賀千晃氏の計らいによるものである。


後方までぎっしり観客で埋まるサロンキティで、開演時刻の18:00を少し過ぎて始まったライブでは、おなじみのオープニングSEに合わせ、濃く撒かれたスモークの中を照明が踊るステージに、現在の5人体制になって最初の衣装である青色の衣装をまとったIVOLVEのメンバー5人がひとりずつ登場。


最後に姿を現したリーダーのAYAMIは定位置につくと、「夢見たままのココロが 瞬いている/また、ここで会いましょう…」と、一曲目「ハイフライフロウ」出だしのソロパートを涙声になりながらもきっちり歌いきってみせた。一度舞台を降りたアイドルが、廻りまわって再びステージに上がる決意と喜びを歌った、IVOLVE最初のオリジナル曲であるこの歌は、これ以上ないライブの幕開けとして場内の温度を一気にヒートアップさせる。

 


IVOLVE「ハイフライフロウ」Music Video


その後IVOLVEは1stシングル表題曲「Humanoid Human」、ファンの可変MIXがイントロで決まる「Parallel」、3rdシングル表題曲でゴリゴリのロックナンバー「Wannabe」、持ち曲の中でもひときわメッセージ性豊かな「何万回のリメンバー」と、エモーショナルな要素が強く打ち出された5曲を休みなしにパフォーマンス。意外にも、ここでいったん舞台袖に引き上げる。


入れ替わりに、スペシャルゲストのHimeKyunFruitCanが登場。この日は2017年10月に始動した第二期のメンバーのうち6人によるステージで、所属レーベルの「先輩」に当たるAYAMIとIVOLVEの熱演に応えるように、一曲目に選んだ新体制最初のオリジナル曲「STAND UP!!」からフルスロットル。8月に発売されたばかりの2ndシングル表題曲「雷鳴 -Lie mey-」、第一期の人気曲「モラトリアム」「アンダンテ」と続け、さらには先月東京でおこなわれたIVOLVEとの対バンで初披露した、nanoCUNEのカバー「最強刹那」を投下。同じく5曲連続のライブでフレッシュかつアグレッシブな魅力を振りまいた。


MCで自己紹介とIVOLVEの魅力、ハイフライフロウMVの見どころ(最初のAYAMIさんがかわいすぎる、いやいやNOAさんのソロカットが……)を語ったあとはライブに戻り、「ストロベリーKISS」「キラーチューン」「例えばのモンスター」と、第一期の名曲たちを3曲連続で一気呵成に熱唱。最後にはメンバー全員で横一列に並び、手をつないでお辞儀する定番ムーブをおこなうと、場内のファンも真似して賞賛を伝え、大盛り上がりで出番を終えた。


そしてここからは再度IVOLVEのターン。聞こえてきた新たなSEに場内からは歓声があがり、あちこちで観客の身体が揺れはじめる。このSEもnanoCUNEから受け継いだもので、続けて披露される曲は当時から固定であり、それを知っているファンが反応したのだ。


SEが終わり再登場したメンバーが縦一列に並び、期待どおりのイントロに合わせ油がはじけるように踊りはじめる。9月発売予定の4thシングル表題曲、nanoCUNEカバーの「テンプラ」だ。だがうれしい驚きとして、メンバーは白黒2色を基調とした新衣装にチェンジしており、そのことに気づいたフロアの熱気はさらに高まっていく。

 


IVOLVE「テンプラ」ライブ映像 ※冒頭で流れるのがテンプラSE


「テンプラ」で始まった怒濤の後半パートでも、IVOLVEの勢いは止まらない。沸き要素が多い曲をノンストップで披露する、グループの必勝パターンで攻めていく。激しいパフォーマンスのさなかでも、AYAMI、ARISU、NOA、MAFUYU、MIKUの5人は常に笑顔を浮かべ、全身から「楽しい」という感情を放出させて、一曲ごとに観客とともに一体感を強めていった。「Todo,No,Two,Mary」で叫ばせ、「哀ニハ哀デ」ではクラップを要求。爽快なサマーチューン「Sunny Summer Magic」でタオルを振らせたかと思うと、「Discovery」ではフロアが渾然一体となって雄叫びをあげ、メンバーMIKUの煽りが印象的な「的なEasy」でその熱狂は最高潮に達する。


7曲連続パフォーマンスの最後にサプライズで用意されていたのは、初披露となる新曲「ロストパラダイス」。メンバーもお気に入りだという力強い歌詞が特徴のナンバーで本編を締めくくったのち、笑顔で退場する。

 

soundcloud.com
ほぼ間をおかず、フロアではアンコールが発動。大唱和で迎えた待望のアンコールには、リーダーのAYAMIただひとりが姿を現した。ざわつくフロアを前にnanoCUNE時代のソロ曲を特別に歌いたいと前置きして、その曲「ルンルンる~ん」をパフォーマンスする。


奇しくも最後に彼女がこの曲を歌ったのは昨年7月、ソロとして出演したこのサロンキティでのライブであり、歌詞にある「またここでお会いしましょう」という〈約束〉を一年越しで果たすとともに、一曲目に歌った「ハイフライフロウ」との歌詞のつながり、何より笑顔と自信にあふれたパフォーマンスそのもので、AYAMI自身の選んだアイドルの道がしっかり現在とつながっていることを示してみせた。


歌い終わったAYAMIは観客、メンバー、スタッフ、家族、愛媛の仲間たちに感謝の言葉を述べる。「いろいろあったけど、いまいる場所(IVOLVE)で幸せです」と。そして呼びこまれたメンバーも感激しながら感想を言い、アンコールは温かい拍手に包まれて終わった。


興奮さめやらぬファンが、さらにダブルアンコールを求めるも、残念ながらパフォーマンスできる時間は残っていない。それでも再登場した5人は観客と一緒に写真撮影をし(手の指で○を作るみかんのポーズを提案したAYAMIが、かけ声で「ハイ、ピース!」と違う姿勢を要求するうっかりな「ぽやみ」ぶりを見せ、笑いが起きる一幕も)、IVOLVE結成一周年&AYAMI凱旋ライブin松山は、大団円で終演した。


IVOLVEはこのあと9月26日(水)に「テンプラ」「哀ニハ哀デ」「Sunny Summer Magic」の3曲を収録した4thシングル「テンプラ」を発売、10月14日(日)には渋谷WWWで2ndワンマンライブ「超絶戦闘集団 イヴォルブ」を開催する。後者のチケットは楽天チケットで絶賛発売中。チケットの手売りがおこなわれる無料ライブや、CDリリースイベントの予定も発表されているので、ぜひチェックしておこう。

 

 

■IVOLVE 1st ANNIVERSARY ONEMAN LIVE in MATSUYAMA@松山サロンキティ セットリスト



IVOLVE
00 オープニングSE
01 ハイフライフロウ
02 Humanoid Human
03 Parallel
04 Wannabe
05 何万回のリメンバー
HimeKyunFruitCan ※友澤、友近、長尾、堀井、堀江、宮本の6人
00 オープニングSE
01 STAND UP!!
02 雷鳴 -Lie mey-
03 モラトリアム
04 アンダンテ
05 最強刹那(nanoCUNEカバー)
MC:自己紹介
06 ストロベリーKISS
07 キラーチューン
08 例えばのモンスター
IVOLVE
00 テンプラSE
06 テンプラ
07 Todo,No,Two,Mary
08 哀ニハ哀デ
09 Sunny Summer Magic
10 Discovery
11 的なEasy
12 ロストパラダイス *初披露
MC:自己紹介
【アンコール】
13 ルンルンる~ん/AYAMI
MC
【ダブルアンコール】
MC・写真撮影

 


 

■IVOLVE 「Road to ONEMAN LIVE」

9月19日(水)恵比寿CreAto

開場19:30/開演20:00

※下記URLからの予約で入場無料、物販で2ndワンマンのチケット手売りあり

https://tiget.net/events/36819

 

■IVOLVE 2nd ONEMAN LIVE「超絶戦闘集団 イヴォルブ」

10月14日(日)渋谷WWW

開場18:00/開演18:30

楽天チケットでチケット好評発売中

https://ticket.rakuten.co.jp/

 


 

■IVOLVE 4th SINGLE「テンプラ」リリースイベント

9月16日(日)19:00 HMV&BOOKS SHIBUYA

9月17日(月祝)15:00 タワーレコード新宿店

9月25日(火)19:30 Space emo 池袋

9月26日(水)19:30 Space emo 池袋 ※発売日

9月27日(木)20:00 ヴィレッジヴァンガード渋谷本店

9月29日(土)13:00/15:30 カレッタ汐留プラザ

9月29日(土)20:30 タワーレコード新宿店

9月30日(日)13:00/15:30 イオンモール北戸田

 

※初出時の記事に動画リンクを追加しました。

「夏S 2018 ももクロトリビュート」で歌われるのはこの曲だ!(といいな)

来たる7月28日(土)にメットライフドーム西武ドーム)でおこなわれる「夏S 2018 ももクロトリビュート~みんなで10周年をお祝いしちゃうぞ!~」。芸能事務所スターダストプロモーションのアイドル部門・スターダストプラネット(以下スタプラ)に所属する12組のグループが一堂に会する、真夏の一大お祭りイベントです。

 

当日はシャッフルユニットやノンストップメドレーなど、さまざまなスペシャル企画が用意されていますが、そのひとつがももクロトリビュート選手権」。10周年を迎えたスタプラの長女・ももいろクローバーZをお祝いするため、残る11組がそれぞれ選んだももクロ楽曲を披露するというものです。

 

これ、自分はとっても楽しみなんですよね。どんな曲を選んでくるかもそうだし、今回の夏Sに出るグループは一応すべて観たことあるので、個々のパフォーマンスにも期待してます。あまりにも楽しみなので、それぞれのグループが歌うももクロのナンバーがこれだったらいいな、という願望を書いたのが今回の記事です。グループ&楽曲の紹介にもなっているといいのですが。なお、登場するグループの順番は自分の観た回数が少ない順です。

 

1.いぎなり東北産×未来へススメ!

●いぎなり東北産

自称「みちのくの最終兵器」、スターダスト仙台営業所発の8人組ユニット。2017年1月、スタダの若手ユニットが集まったイベント「俺のネクストガールズ2017」のファン投票で1位となりメインステージ出演権を得たことで一躍注目を浴び、着実に皆産(ファンのこと)を増やしています。そんな彼女たちに歌ってほしいのはこの曲。

 

●「未来へススメ!


ももいろクローバー/未来へススメ!(MOMOIRO CLOVER/MIRAI E SUSUME!)


2009年に発表されたインディーズ2ndシングル表題曲。2011年に起きた東日本大震災直後のイベントで歌われたこともあり、「ももクロのニッポン万歳!」とともに復興応援ソングとしての意味合いの強い曲です。東北産にとっては初めてカバーしたももクロ楽曲ということもあり、思い入れは深いはず。正直、これ以外の曲を歌うとは考えづらい。

 

2.CROWN POP×D'の純情

●CROWN POP

クラウンポップ、通称クラポ。スターダスト芸能二部所属だったメンバーで結成された6人組ユニット。スタプラ発足後、他グループの出る対バンにも積極的に参加するようになり、じわじわとポッパー(ファンのこと)を増やしている印象があります。夏S後、 #クラポかわいい タグが大いににぎわうことでしょう。

 

●「D'の純情」


【ももクロMV】D'の純情 / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER Z/D'NO JUNJOU)

 

2011年、早見あかりが脱退して「ももいろクローバーZ」に改名した直後に出した5thシングル。クラポとももクロはこれまでほぼからみがなかったので(カバーも定番の「行くぜっ!怪盗少女」くらいしかやっていない)、ダンスが得意であるという強みを活かしたクールな楽曲が合うのでは、という観点で選んでみました。

 

3.ときめき▽宣伝部×オレンジノート

●ときめき▽宣伝部

通称とき宣。スターダスト芸能三部のアイドル部門所属ではなかった娘たちで結成されたユニットですが、なんだかんだでスタプラ入り。現在は6人組として活動中。天真爛漫なキャラクターや毎回趣向を凝らしたイベント内容で、宣伝部員(ファンのこと)のハートをロックオン!しつづけています。

 

●「オレンジノート」


21.オレンジノート -2012.03.11-

 

2011年発売の1stアルバム『バトル アンド ロマンス』収録。「ももいろクローバー」時代からの人気ナンバーで、4人体制になって大きく振付が変わり、モノノフに衝撃を与えた曲です。無印ももクロと同じ6人であるとき宣には、ぜひ以前の振付で踊っていただきたい。ちなみにとき宣には「100%オレンジ」という曲があり、オレンジつながりでもあります。

 

4.ばってん少女隊×ミライボウル

ばってん少女隊

自称スターダストプロモーション100年に1組の逸材」、通称ばっしょー。福岡営業所が母体となった6人組ユニット。スカを基調にしたアグレッシブな楽曲、堅実なツアー行脚やイベント出演でつちかった実力&魅力で、鯛員(ファンのこと)を「愛してまーす!」と叫ばせまくる田舎娘たち。つい先日のZepp DiverCity公演も成功裡に終わった模様。

 

●「ミライボウル


【ももクロMV】ミライボウル / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER/MIRAI BOWL)

 

2011年発売のメジャー3rdにして、6人時代最後のシングル表題曲。めまぐるしい転調やアクロバティックな振付が特徴で、聴けば聴くほどくせになる個性的にもほどがある楽曲。いろいろ複雑な成り立ちがあるのですがそこはそれ。アクロバットができるメンバーがちゃんといる&6人組であるばっしょーにはぴったりかと(ドラゴンボールの主題歌つながりで「『Z』の誓い」もいいなと思いましたが、東京ドーム公演で新アレンジverが発表されたこともありミラボにしました)。

 

5.たこやきレインボー×ザ・ゴールデン・ヒストリー

たこやきレインボー

 「スターダストの最終兵器」として、大阪営業所所属メンバーで2012年に結成された5人組ユニット。なにわで鍛えられたMC力とコテコテの笑いは、ほかのグループにはない大きな武器。今年発売した2ndアルバム『ダブルレインボー』で見せた新しい楽曲のイメージも好印象です。虹家族(ファンのこと)を甲子園球場ライブに導くのが夢。

 

●「ザ・ゴールデン・ヒストリー」


【ももクロLIVE】ザ・ゴールデン・ヒストリー from「桃神祭2016 〜鬼ヶ島〜」DAY2 / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER Z / THE GOLDEN HISTORY)

 

2016年に発売したメジャー16thシングル表題曲。ももクロエビ中にとっての前山田健一、しゃちにとっての浅野尚志など、グループ初期を支えた楽曲クリエイターとして名前があがるのが、たこ虹の場合は浅利進吾。その彼がももクロに提供した楽曲をたこ虹が歌う、これはベストマッチが期待できる組み合わせだと思います。

 

6.桜エビ~ず×Believe

●桜エビ~ず

私立恵比寿中学の妹分グループとして、オーディションによって2015年に結成。現在は6人体制で、カッコいいグループめざして邁進中。大ボリュームのワンマンを定期的におこなっているほか、対バン出演にも積極的。実力を着々とつけています。今年3月に出た1stアルバム『sakuraebis』(ライブ会場のみで販売)を聴けば、ひととおりの楽曲は網羅できます。

 

●「Believe」


Believe

 

厳密にはももクロのオリジナル曲ではなく玉置成実のカバーですが、活動初期から歌われ、「words of the mind」「ツヨクツヨク」と並びカバー御三家ともいえる根強い人気のナンバー(すべて本家との共演時に了解を取っているのもポイント)。桜エビ~ずにはスペルまで完全一致の「Believe」というオリジナル曲があり、西武ドームで「そっちじゃなくてこっちのBelieveかーい!」とツッコみたいのでぜひ。

 

7.ロッカジャポニカ×走れ!

ロッカジャポニカ

 通称ロジャポ。26人体制でスタートした3B junior内のユニットとして2014年に結成された5人組。当初から即戦力として期待されるも、さまざまな要因で平坦ではない道を歩みつつ、2016年にメジャーデビュー(レーベルはももクロと同じEVIL LINE)。オトモダチ(ファンのこと)との結束を強めながら、昨年には日本青年館ワンマンを実現し、今年もツアーや主催対バン企画などを意欲的に進めています。

 

●「走れ!」


ももいろクローバー 走れ!

 

メジャー1stシングル「行くぜっ!怪盗少女」のc/w。ももクロの中でも知名度&人気はトップクラスの楽曲で、いくつもの名場面を生んできました。ロジャポにとっても大事な曲で、2014年のお披露目時に初めて歌ったのがこの曲であり、独自アレンジで音源化もされています(『3B juniorファースト・アルバム2016』に収録)。オリジナル曲が増えてからは歌う機会が少なくなっているので、ひさびさに聴きたいなと。

 

8.3B junior×ココ☆ナツ

●3B junior

 2014年活動開始。芸能三部のアイドル部門にいた娘たちをまとめてひとつにした、スタプラで最も人数が多いグループ。もともとグループ内ユニットだったロッカジャポニカはちみつロケットがいまは無期限武者修行に出ているため、現在は14人体制で活動中。「奥澤村」「リーフシトロン」「マジェスティックセブン」「さくちゃんとじぃじ」の4ユニットが内部に存在します。

 

●「ココ☆ナツ


【ももクロLIVE】ココ☆ナツ from サマーダイブ2011 極楽門からこんにちは / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER Z/COCO NATSU)

 

メジャー2ndシングル「ピンキージョーンズ」のc/w、夏を盛り上げるひたすら能天気なお祭りナンバー。大箱では放水の演出でおなじみです。3B juniorも夏によくカバーしており、水鉄砲などを小道具に暴れまわるのが常。人数の多さを活かし、ドームをところ狭しと駆けめぐって盛り上げているところが観たい。

 

9.はちみつロケット×MOON PRIDE

はちみつロケット

ロジャポと同じく、3B juniorのグループ内ユニットとして誕生した7人組グループ。通称はちロケ。長年の下積みを経たのち、満を持して今年メジャーデビューし、とにかく勢いに乗っています。チーフマネージャーとして、元チームしゃちほこ担当の長谷川ミネヒコ店長がついたのも頼もしい。ロケッター(ファンのこと)を来年Zeppワンマンに連れていくのが当面の大目標。

 

●「MOON PRIDE


【ももクロLIVE】MOON PRIDE / ももいろクローバーZ(from ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会~桃神祭~)(MOON PRIDE/MOMOIRO CLOVER Z)

 

2014年発売のメジャー12thシングル表題曲。同年に放送されたセーラームーンのリメイク版アニメ主題歌です。はちロケのももクロカバーといったらまずはこれ!という楽曲。別会社からメジャーデビューしたことで権利的に歌いづらい状況らしく、こういう機会に復活を期待したい。なお、はちロケ現場ではサビ前にイェッタイガー入れる人が多い曲なので、そこは目くじらたてずにいてください。

 

10.チームしゃちほこ×行くぜっ!怪盗少女

●チームしゃちほこ

チームしゃちほこ オフィシャルサイト

2011年結成、名古屋営業所所属メンバーで構成された名古屋嬢な5人組ユニット。当初より目標にかかげていた地元のアリーナ会場・ガイシホールでのワンマンを成功させ、現在の目標はナゴヤドームでのライブ開催。ライブの熱量ではスタプラ随一との呼び声も高いグループです。2016年の「俺の藤井2016」のバトルで唯一ももクロに土をつけたのも彼女たち。

 

●「行くぜっ!怪盗少女


【ももクロMV】行くぜっ!怪盗少女 / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER/IKUZE! KAITOU SYOUJO)

 

メジャー1stシングル表題曲。ももクロを代表する超有名曲ですが、しゃちのデビューシングル恋人はスナイパーではその人気にあやかるため、サビの振付を拝借しています(もちろん運営了解済み)。本家本元に敬意を表するとしたら、この曲以外にないでしょう(ほかにも「アイドンケア」という曲でChai Maxxの振付パクったりしてますが)。

 

11.私立恵比寿中学×青春賦

私立恵比寿中学

私立恵比寿中学

2009年結成の6人組ユニット、通称エビ中ももクロに次いで歴史の長いスタプラの次女で、結果としてメンバーの増減が最も頻繁なグループでもあります(多いときは最大で12人いた)。幾多の困難を乗り越え、あくまでファミリー(ファンのこと)を楽しませることを第一にしてくれる、人見知りだけど実力は折り紙つきの一流アイドルです。

 

●「青春賦」


青春賦 ももいろクローバーZ


2015年発表の14thシングル表題曲。映画『幕が上がる』主題歌のバラードです。ももクロはバラードにも良曲が多く、今回のトリビュートでも一曲くらいは入れてほしいと思っていて、それは歌唱力・表現力に優れたエビ中が適任かなと。2017年2月に横浜アリーナのバレンタインイベントでももクロが歌った青春賦は、直前に逝去した松野莉奈さんへ向けてのものだと自分は思っていて、それもあってよけいにエビ中が歌うこの曲を聴きたいのです。

 

 いかがでしょうか? 「いやいや、このグループに歌わせるならこの曲だろ」等ご意見があればお待ちしています。ほかの人の予想も見てみたい。なんにせよ、いまから夏Sが楽しみですね。