アイドルグループIVOLVEの全楽曲をヲタクが勝手に紹介する

こんばんは。

緊急事態宣言は解除されたものの、まだまだライブ・イベント全般がかつてのように日常的に開催されるまでは時間がかかりそうです。

アイドル界でも収録リモートライブや生配信での試行錯誤が続いていますが、自分がいま強く推しているグループのひとつ・IVOLVE(イヴォルブ)も6月14日に開催予定だった5thワンマンが中止、同日に代替で有料配信ライブの開催が決定しました。

www.ivolve.tokyo

6月14日(日)18:00スタート、一週間アーカイブが残るので好きなタイミングで見られます。なんならこのあとの記事を読まずに購入してくれてもいいです。配信スタッフはおそらく、ものすごく評判がいいDevil ANTHEM.の配信と同じチームが担当するはずなので、映像クオリティに心配はいらない(はず)。

ticketvillage.jp

3か月近くライブがお預けだったので、配信とはいえ、ワンマン公演が観られるのは大変ありがたい。それに、これはふだん現場に来てない人にも見てもらえるチャンスである、とポジティブにとらえて、IVOLVER*1なりにできることを考えた結果、IVOLVEの全楽曲を勝手に紹介しよう――という結論に至りました。

 

2020年6月7日現在、IVOLVEの楽曲は全部で22曲あります。それをライブでの披露が新しいものから古いものへと、順番にさかのぼって紹介していきます。動画のあるものはなるべく貼るようにしたので、気になったらチェックしてみてください。

では、どうぞ。

 

●22.「メトロポリス

2020/03/13、定期公演「IVOLVE Regular Live "Stairs" vol.1」渋谷DESEO miniで初披露。現時点での最新曲で、1月に新メンバーのAOIちゃんが加入したあと初となる楽曲。6月3日に配信限定シングル「トライアド」のc/wとしてリリースされました。中止となった5thワンマンおよび有料配信ライブの公演名にもなっています。

メンバー4人が過去に在籍していたグループの曲の振付を取り入れているのが特徴ですが、正解はまだ発表されていません(自分はリーダーAYAMIちゃんのいたnanoCUNE*2の曲からの引用しかわかっていない)。発表後すぐライブ中止期間になったので、まだ6回しかライブでやっていないこともあり、今後の成長が楽しみな一曲です。

 

 

●21.「トライアド」


【LIVE映像】IVOLVE ♪トライアド

2019/10/06、4th ONEMAN LIVE「超絶戦闘集団イヴォルブ2019」渋谷WWWで初披露。6月3日に配信限定シングル「トライアド」表題曲としてリリース。YouTubeの動画はその初披露時の3人verですが、音源はAOI含めた4人verです。

4thワンマン直前にメンバーNOAの脱退があり、不安をかかえた中で事前にリリックビデオが発表され、そのクオリティと歌詞に覚悟を感じた一曲。現在のIVOLVEを体現する名曲で、披露回数もきわめて多く、95%以上の確率でセットリストにはいります。何はともあれ、まずはこの曲を観て、聴いてほしい。そして気に入ったのであればぜひ現場に来てください。

 

●20:「MaMoNo」(マモノ)


【LIVE映像】IVOLVE ♪MaMoNo

2019/07/07、3rd ONEMAN LIVE「BULLHANEUM(ブルハノイム)」渋谷VISIONで初披露。6月3日に配信限定シングル「トライアド」のc/wとしてリリース。2019年の夏を彩ったサマーチューン。これもYouTubeの動画は3人verですが、音源はAOI含めた4人ver。

ザ・夏曲といったおもむきの軽快な一曲。振付は初めてのメンバーによる合作で、指で作ったピストル(水鉄砲)を打ち合ったり、横移動が取り入れられていたりと、とにかくライブでIVOLVERはじめ観客と一緒に盛り上がることを意識した作り。そして実際盛り上がります。理屈抜きに楽しいので体験してほしい。

 

●19:「シーソーグッバイ」


20190713 IVOLVE(動画4:38~)

2019/07/07、3rd ONEMAN LIVE「BULLHANEUM」渋谷VISIONで初披露。未音源化。「MaMoNo」と同日にお披露目された曲です。

IVOLVEには喪失・別れを歌う曲が多いのですが、これもその一曲。とはいえ力強さも同時にあって、元気ももらえます。夏のあいだは「MaMoNo」の影に隠れていた印象ですが、現体制になってから定期的にセットリストにはいるようになりました。

 

●18:「Live for this time」(ライブ・フォー・ジス・タイム)

soundcloud.com

2018/12/29、「IVOLVE LIVE TOUR 2018 "Thanx a lot!"~TOKYO~」恵比寿CreAtoで初披露。未音源化。

IVOLVEで唯一、すべて英語詞の楽曲。そしてトップクラスにEDM要素の強い曲です。初ツアーの最終公演*3で公開されました。ビルドしていっていちばん盛り上がるところで繰り出されるAYAMIちゃんのアイドルジャンプは、かっこよさとかわいさが同居していて一見の価値あり。

 

●17:「Thanx a lot!」(サンクス・ア・ロット)


#IVOLVE「Thanx a lot!」Music Video

2018/10/14、2nd ONEMAN LIVE「超絶戦闘集団 イヴォルブ」渋谷WWWで初披露。1stアルバム『BULLHANEUM(ブルハノイム)に収録。

IVOLVE初ツアーのタイトルにもなったバラード。決してやる回数は多くないのですが、それは干されているからではなく大事にされているからで、ワンマンなどここぞという節目のライブでは曲名どおり「感謝」の気持ちをこめて欠かさず歌われる一曲です。

 

●16:「Nexus」(ネクサス)

2018/10/14、2nd ONEMAN LIVE「超絶戦闘集団 イヴォルブ」渋谷WWWで「Thanx a lot!」と同日に初披露。未音源化。

Nexus=結びつき、連帯という曲名どおり、メンバーが手をつないで輪になるフォーメーションから始まるのが象徴的。この曲がくるとライブの雰囲気が変わるので、ワンマンや長尺の対バンではセットリストの重要な位置に置かれることが多い気がします。

 

●15:「Hit the enemy」(ヒット・ジ・エネミー)

2018/10/10、「Road to ONEMAN LIVE」恵比寿CreAtoで初披露。未音源化。

IVOLVE楽曲でも「Live for this time」と双璧で特にEDM要素が強調された一曲で、曲を知らなくても盛り上がれます(もっとも、どの曲もだいたいそうなのですが)。

 

●14:「ロストパラダイス」

2018/09/08、「1st ANNIVERSARY ONEMAN LIVE in MATSUYAMA」松山サロンキティで初披露。1stアルバム『BULLHANEUM』に収録。

グループ結成1周年の記念ライブで初披露された楽曲。最初のオリジナル曲「ハイフライフロウ」の続きを思わせる歌詞が刺さります。このライブはリーダーAYAMIちゃんの愛媛凱旋公演だったこともあり、個人的にすごく思い入れのある一曲。

 

●13:「テンプラ」


#IVOLVE「テンプラ」Music Video

2018/08/01、「激突 ~Yamakatsu×IVOLVE~」恵比寿CreAtoで初披露。愛媛のアイドルグループnanoCUNE(ナノキュン)のカバー。4thシングル「テンプラ」表題曲として5人verが、1stアルバム『BULLHANEUM』に4人verが収録。

2018年夏の隠し玉として、親交の深いYamakatsuとの対バンで突如お披露目。リーダーAYAMIちゃんがかつて在籍していた縁があるとはいえ、カバー曲で公式に音源まで出すのは珍しい。nanoCUNE時代からこの曲のみに対応した独自のSE(通称テンプラSE)があり、「テンプラ」からライブが始まるときはそちらを流すという演出も引き継いでいます。もともと人気のあった曲なので、IVOLVEとしてもやる頻度が高く、定番曲のひとつになりました。

 

●12:「Sunny Summer Magic」(サニー・サマー・マジック)


#IVOLVE「Sunny Summer Magic」Music Video

2018/07/01、「FREE ONEMAN LIVE」恵比寿CreAtoで初披露。4thシングル「テンプラ」c/wとして5人ver、1stアルバム『BULLHANEUM』に4人verが収録。

2018年の夏曲で、通称サニサマ。単純明快なタオル曲で、曲調といい歌詞といい夏の野外にぴったりです。それなのに、せっかく海辺での撮影だったMVは悪天候にたたられ、屋内での撮影が多くなったという悲しいエピソードあり。

 

●11:「Wannabe」(ワナビー


#IVOLVE「Wannabe」Music Video

2018/05/27、1st ONEMAN LIVE「"Hacia el verano"」渋谷O-nestで初披露。3rdシングル表題曲で、シングルは5人ver、1stアルバム『BULLHANEUM』に収録されたのは4人verです。

ゴリゴリで重ためのバンドサウンドがIVOLVEとしては異色の曲。MVでもバックバンドを従えていてそのイメージを強調しています。次の「One」ほどではないですが、全楽曲の中では回数的にはレアなほう。

 

●10:「One」(ワン)


【LIVE映像】 #IVOLVE ♪ONE

2018/03/24、「アイドル甲子園SPRING FESTIVAL 2018新木場STUDIO COASTで初披露。1stアルバム『BULLHANEUM』に収録。当初は「ONE」とすべてが大文字でしたが、アルバム収録に際し現在の「One」表記になりました。

メンバーNOA加入後最初となる、5人体制初ライブでお披露目。ボーカルをNOAほぼひとりで担当するという異色の楽曲で、そのせいか最新曲メトロポリスを除くと最も披露回数が少ないレア曲です。NOA脱退後はほかの曲と同じく、メンバーでパートを分けるかたちで歌われています。

 

●09:「Todo,No,Two,Mary」(トゥドウ・ノー・ツー・マリー)


【LIVE映像】 #IVOLVE ♪Todo,No,Two,Mary

2018/01/27、「アイドル甲子園 in 新宿BLAZE」で初披露。3rdシングル「Wannabe」のc/wで5人verが、1stアルバム『BULLHANEUM』に4人verが収録。

曲名は「とどのつまり」のもじり。歌詞全体に二重の意味を持たせていて、ある意味アイドルに歌わせる曲ではない。プロデューサーYamaTo氏の悪ノリが炸裂しています(詳しくは歌詞が表示される上のライブ動画でどうぞ)。NOAが新メンバーとして加入する前の、4人体制最後の楽曲。

 

●08:「Symphonic irony」(シンフォニック・アイロニー


【LIVE映像】 #IVOLVE ♪Symphonic irony

2017/12/24、「FREE ONEMAN LIVE」下北沢SHELTERで初披露。音源は1stシングル「Humanoid Human」と1stアルバム『BULLHANEUM』に収録(前者が5人ver、後者が4人ver)。

グループ初の単独公演で二代目の衣装とともにお披露目された曲。オーケストラの指揮をするようなサビの手の動きが特徴的です。

 

●07:「Parallel」(パラレル)


【LIVE映像】IVOLVE ♪Parallel

2017/12/10、「@JAM PARTY vol.21 一部」AKIBAカルチャーズ劇場で初披露。3rdシングル「Wannabe」に5人verを、1stアルバム『BULLHANEUM』に4人verを収録。

コールががっつりはいり、しっかり踊る曲でもありますが、「聴かせるIVOLVE」の代表格といえる曲。ファン人気も高く、自分も大好きです。

 

●06:「Humanoid Human」(ヒューマノイド・ヒューマン)


IVOLVE「Humanoid Human」Music Video

2017/11/26、「アイドル甲子園 in 新宿BLAZE」で初披露。1stシングル「Humanoid Human」表題曲として5人verが、1stアルバム『BULLHANEUM』に4人verが収録。

シングル発売に合わせグループ初のMVが作られた楽曲。デビューシングルの表題曲にこれが選ばれたのは個人的にはわりと意外でしたが、良曲なのは間違いない事実。いわゆるクラップ曲で、イントロから拍手していくのが楽しい。

 

●05:「Discovery」(ディスカバリー


【LIVE映像】IVOLVE ♪Discovery

2017/11/22、「ヲルタナティヴ -woltanAqbiRec-」渋谷RUIDO.K2で初披露。1stシングル「Humanoid Human」のc/wで5人verが、1stアルバム『BULLHANEUM』に4人verが収録。

初期を代表する沸き曲で、そのわかりやすさのため、対バンなどで非常に重宝されます。結果として披露回数の多さトップ3にはいる定番中の定番曲。スペースがあるときはヲタクが集まってはしゃぐ曲なので、混ざりたい人はフロア中央か後方で一緒にどうぞ。

 

●04:「的なEasy」(てきなイージー


【LIVE映像】IVOVLE ♪的なEasy

2017/10/21、「DDD ~Discovery iDol Depot~ 一部」渋谷O-nestで初披露。2ndシングル「ハイフライフロウ」c/wで5人ver、1stアルバム『BULLHANEUM』で4人verが収録。

「Discovery」「ハイフライフロウ」と並び、IVOLVE披露回数トップ3の人気楽曲。ライブでの熱量がとにかく高い曲で、この曲のパフォーマンスで確実に会場の気温が上がる。もはや名物となったMIKUちゃんによる煽りがそれに拍車をかけます。セットリストの終盤にくると体力が根こそぎ持っていかれるので要注意。

 

●03:「何万回のリメンバー」(なんまんかいのリメンバー)


【LIVE映像】 #IVOLVE ♪何万回のリメンバー

2017/10/15、「DDD ~Discovery iDol Depot~」恵比寿CreAtoで初披露。2ndシングル「ハイフライフロウ」c/wで5人ver、1stアルバムで4人verが収録。

IVOLVE初のバラード系楽曲で、最もストレートに過去を振り返る内容の歌詞となっています。最後、AYAMIちゃんがソロで歌う「リメンバー」で終わるのが大好きすぎる。この曲もわりとレアな部類にはいります。

 

●02:「哀ニハ哀デ」(アイニハアイデ)


【LIVE映像】IVOLVE ♪哀ニハ哀デ

2017/09/10、「アイドル甲子園SUMMER FESTIVAL 2017新木場STUDIO COASTで初披露。音源は4thシングル「テンプラ」のc/w(5人ver)と1stアルバム『BULLHANEUM』収録の4人verが存在します。

デビューライブでお披露目した2曲のうち1曲。シンプルに盛り上がる曲です。カバーの「テンプラ」を除くIVOLVEの楽曲はサウンドプロデューサーのYamaTo氏が作詞・作曲とも一括で手がけていますが、この曲の歌詞のみ「宇宙真智」という人物が担当。

 

●01:「ハイフライフロウ」


【LIVE映像】IVOLVE ♪ハイフライフロウ

2017/09/10、「アイドル甲子園SUMMER FESTIVAL 2017新木場STUDIO COASTで初披露。2ndシングル「ハイフライフロウ」表題曲で、1stアルバム『BULLHANEUM』にも収録。前者が5人ver、後者が4人verです。

デビューライブの1曲目となった、名実ともにIVOLVE始まりの曲。再起をかけて結成されたIVOLVEというグループにふさわしい歌詞が染みる、メンバーもIVOLVERも大事にしている一曲です。「IVOLVEでいちばん好きな曲は?」と問われたら、悩むけどこれをあげるでしょう。歌い踊る推しに再会できた、とっても大切な曲です。

 

●00:「intro」(イントロ)


#IVOLVE 9/10(日)アイドル甲子園SUMMER FESTIVAL 2017@新木場

2017/09/10、「アイドル甲子園SUMMER FESTIVAL 2017新木場STUDIO COASTで初披露。いわゆる出囃子、オープニングSEとして使われるインスト曲で、1stアルバム『BULLHANEUM』に収録。ずっと単に「(登場)SE」と呼ばれていましたが、アルバム収録時に曲名がつきました。

この曲に合わせてメンバーが登場し、一曲目の立ち位置についてライブが始まるので、曲がかかると「IVOLVEのライブが始まるぞ」という高揚感が生まれ、IVOLVERのギアがはいります。今年3月に新しいSEができたので、今後は使い分けられていく可能性あり。

 

おわりに

ヲタクの長広舌におつきあいありがとうございます。

IVOLVEの音源リリース状況は現在、シングル4枚にアルバム1枚、配信シングル1枚となっています。アルバム『BULLHANEUM』のみサブスクでは聴けませんが、その他の楽曲はひととおり主要サブスクで聴けますので、その中にお気に入りがあったらぜひ現場へいらしてください。楽曲の魅力を、メンバーが何倍にも増幅してぶつけてきます。

とはいえ、実際にライブが観られるのはいつになるかわかりません。一日も早いことを願っていますが。その日が来たときにIVOLVE現場に足を運んでもらうため、まずはお試しで配信ライブを観てみませんか?

ticketvillage.jp

 

きっと後悔はさせないはずです。

  

BULLHANEUM

BULLHANEUM

  • アーティスト:IVOLVE
  • 発売日: 2019/04/24
  • メディア: CD
 
トライアド

トライアド

  • IVOLVE
  • J-Pop
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 

*1:イヴォルバー。IVOLVEのヲタクのこと

*2:愛媛のアイドルグループ。2017年3月解散。2019年秋、東京でメンバーを一新して再スタートしたが、先月5月に全員卒業……。

*3:インフルエンザで欠席したメンバーがいたため、実際には翌月に追加公演があった